海外移住を決めたワケ NO.3 サンボビザとは? 申請から取得まで
こんにちは、
ストックホルムは日が沈むのが早くなってきました。家の周りにある木から葉っぱが散る風景を見ながらしみじみしています。
さて前回は、2021年3月11日サンボビザを申請することを決意した部分まで書きました。コロナによるパンデミックで、お互い会えなくなり1年が経つ頃です。
今回は、スウェーデンに住むために必要であったサンボビザについてです。
そもそもサンボビザとは何ぞや?
サンボビザとは簡単に言うと
スウェーデンに正式に住む人とパートナーとして国に認められ、スウェーデン永住、スウェーデン国民権を得ることが出来るビザです。
もちろん、国籍は、変える必要はなく、働く権利も得られます。陸続きのヨーロッパで、多国籍な国ならではのシステムだと思います。
日本人は通常ビザの申請にかかる手数料が無料なんです。これは、結構驚きました(イギリスに学生として長期滞在するためのビザに何万円もかかった経験があるので)
サンボビザ申請からビザが下りるまで
- スウェーデン移民庁ホームページから申請書をダウンロードします。
- 申請内容である生まれ育ち、どういう経緯で出会ったか、過去の恋愛、スウェーデンに来てからの予定、住まいなど詳しく書き提出します。これは、英語、スウェーデン語での提出であったためパートナーにお願いしました。
- 書類審査が通ったらメールにて通知が来ます。そのメールに東京にあるスウェーデン大使館への面接日程案内URLが添付してありそこから面接予約。
- 東京の大使館にて面接、30分程。内容は、書類に書いてあることの簡単な確認でただ顔を出して本当に存在してますよっという証明だけでした。
- 面接を受けてしばらくしてメールにて結果が来ます。メールがきて一週間程で郵送にてビザ許可証明が届きます。
- その後は、ビザ許可証明書を持って渡航し、スウェーデンにて手続きをする形です。
という流れですがこのステップにとても長い時間がかかると有名です。1年以上待ったというケースも多く存在します。やはり、多くの人が申請すると役所での処理速度も遅くなってしまうんだと思います。
そのほかになぜ時間がかかるのか?
いろいろな要因はありますが、やはり一番は ’’家’’ 問題だと思います。サンボビザを申請するには、申請する人の名義でパートナーと住める十分な広さの家が必要です。
スウェーデン、特にストックホルムは住宅を借りる、買うことが値段も高く、契約もとても難しいためビザを申請しようと決めてからアパートを探すとなると一苦労です。
私のパートナーは、ビザを申請すると決断してから大急ぎでアパートを探しましたがストックホルムでは見つからず。電車で一時間ほどの場所にあるウプサラにアパートを借りて一旦契約をし、申請しました。
自分たちのビザの行方..
私たちは、サンボビザに関しては、とても恵まれており、3月中頃に書類を申請してから2週間かからず決断する人であるハンドラーが決まり、書類が通りました。面接は準備など余裕を持って2週間後の4月15日木曜日にセットしました。東京での面接が終わった2日後にビザ認可の通知を受け取りました。
コロナ渦ということもあり申請者が立て込んでいなかったのか、想像していた10分の1程のスピードでビザを取得し本当に驚き、ついに会えるという感情でいっぱいでした。
読んでくださった方ありがとうございました。次からは渡航までの準備期間について記していきます。
海外移住を決めたワケ NO.2 サンボビザ申請決断
こんにちは、KOSEIです。
スウェーデンは、9月ともいうのにダウンジャケットを着る人がいるくらい寒いです。
前回は、コロナウイルスがパンデミックを引き起こしたあたりから、奮闘むなしく会える目刺しが立たないなぁという絶望感を持った時期までの内容を書きました。(2020年3月から2021年3月まで)
今回は、それからの話を書いていきます。
2021年3月 彼女が日本に来れないと分かった日から数日後
絶望感に浸りながらも、仕事は続けていました。ある日、彼女との電話で「僕がスウェーデンに行くか」という内容の話が出てきました。その時は、少しはその可能性も考えていましたが、せっかく新卒入社した会社を辞めて、全く違う世界に行くのは、、、という感情が邪魔して今まで考えるのを避けていました。
逆に言うと、仕事を辞めるということと海外に行ってからどうやって働くんだ?英語が喋れるというだけでスキルもないし、、という理由以外で行くのをためらう理由はありませんでした。
そこに関して、彼女とたくさんの話し合い、自分自身と向き合いを繰り返しました。
もちろん日本のようには物事は上手く進むはずがない。しかし、彼女に会えるということと海外に身を置き新たなことに挑戦していくのもいいではないか?と次第に考えるようになってきました。
その話し合いがあってから約1週間後の3月11日。
僕たちは、サンボビザ(スウェーデンのパートナーシップビザ)に申請することを決意しました。
次回はサンボビザとは何?申請方法はどのような形で?という内容をお届けしたいと思います。
読んでくださった方ありがとうございます。
海外移住を決めたワケ NO.1
こんにちはKOSEIです。
なんでスウェーデンに移住したのか、、、
周りから、賛否両論ありました、、、しかし何を言われても自分の中でスウェーデンに行きたいという思いは変わりませんでした。
今回は、スウェーデンのパートナーシップビザであるサンボビザを申請することを決意する前までの期間を記していきます。
もともと大学で出会った彼女は、スウェーデン人。2018年から遠距離恋愛で、3か月に1度2週間ほど、日本かスウェーデンかで落ち合い関係を続けていて、会えない日々は寂しいものの幸せでした。2020年3月に話は、さかのぼります。僕は当時24歳、大学卒業し、初就職(日本にて)を迎える月でもありました。そして、その日を境にコロナウイルスによるパンデミックのためまったく会えなくなりました。その期間約一年と半年(僕が、スウェーデンに移住してくる日2021年8月26日まで)
パンデミックによる国交封鎖という現実に直面、会える見通しもない
新社会人として毎日の生活を送るが、先行き不透明な状況で漠然と不安がある毎日
会えない寂しさ
正直、何度も彼女と別れよう、、仕事にもっと専念しよう、、、と負の感情に負けそうになりました。
そんな中、彼女は学生ビザ、就労ビザなど様々な手段で日本に移住してこようと全力でした。しかし、努力実らず、日本への外国人受け入れは厳しく制限され続けました。
2020年2月コロナウイルス感染が本格的に世界に影響を与え始めてから半年後、9か月後、一年後、、、
僕たちは、ビデオ電話で話しながら『もう数か月したらさすがに受け入れが始まるからじきに会えるよ』とお互いを心配から遠ざけるように励ましあっていました。何度も希望を持ち、破れ悲しみに打ちのめされたことだろうか。
そんな中、月日は経ち、2021年3月(最後にあってから一年後)
彼女が申請していた4月から学生ビザで日本に来るという最後の希望が途絶えてしまいました。そのビザは、かなり高い確率で行けるというエージェントからの話もあり、世の中の状態的にも緊急事態宣言が何度も発令されては感染者が減る、また増えるかも?のような時期であったので「高い確率で一緒に住めるようになる」という期待を持っていました。
期待してた分、ショックの反動が大きく、仕事も思うように上手く行かず、僕の中でずっと張っていた意図が切れてしまいました。